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西洋式大砲「長州砲」を在来技術で鋳造

郡司鋳造所遺構広場

ぐんじちゅうぞうしょいこうひろば

郡司家は萩藩お抱えの鋳物師で、鍋・犂・梵鐘のほか大砲などの兵器の鋳造を営んでいました。嘉永6年(1853)のペリー来航をきっかけとして幕府が公布した「洋式砲術令」によって、同年11月、萩藩は郡司鋳造所を藩営の大砲鋳造所に指定し、大量の青銅製大砲を鋳造しました。ここで鋳造された大砲は、江戸湾防備のため三浦半島に設けられた萩藩の陣屋に運ばれ、また文久3年(1863)、下関海峡での外国船砲撃、元治元年(1864)、同海峡での英・仏・蘭・米連合艦隊の戦争(下関戦争)にも使用されました。
郡司鋳造所は在来技術である「こしき炉」によって西洋式大砲を鋳造しており、近代技術へと移行する過渡期を物語る産業遺構として貴重なものです。なかでも、西洋式の青銅大砲を鋳造し、一番深いところで4.5mある巨大な石組み大砲鋳造遺構は日本でも唯一です。

 

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