参勤交代の際の御成道筋であった田町通り
かつての「御成道」筋にあたる田町通りが、現在の田町商店街となっています。
藩主が参勤の際に通ったことから「御成道」とも呼ばれる萩往還は、北浦の萩城下から、明木市、佐々並市、山口を経て、瀬戸内側の港町・三田尻に至る、中国越えの11里34町(52.72km)の街道。道幅は約4m、千人もの人々が動員された参勤は、享保12年(1727)までは三田尻から海路大阪へ向いましたが、それ以後は陸路に変わり、山陽道を通りました。幕末には吉田松陰をはじめ、高杉晋作など多くの志士が往来し、歴史的重要な役割を果たした道です。また、文久3年(1863)藩庁を山口に移鎮した理由の一つに山陽道に近いということが上げられます。平成元年(1989)、歴史の道百選の一つに選定されました。
現在、商店街では萩地方の方言を書いた垂れ幕が掲げられるなど、人々に親しまれています。
【萩の方言をちょっとご紹介】
・おおくじをくる → ひどく叱る
ひどく叱られたときは、「おおくじくられたー」と言います。
・たわん → 届かない
物を取ろうとして届かないときに「手がたわん」
届くことは「たう」とか「たった」と言います。
・めげる → こわれる
お皿など、割ったり欠けたりしたら「めげた」「めげちょる」など。
基本情報
電話番号 | 0838-26-2201 |
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住所 | 萩市東田町 |
営業時間 | 散策自由 |
休日 | 散策自由 |
駐車台数 | 御成道・たまち駐車場を利用(7:00~20:00は無料) |
アクセス | 萩循環まぁーるバス(西回り)「御成道・たまち駐車場入口」バス停より徒歩1分 |
ホームページ | https://hagi-tamachi.jp/ |