旧久保田家住宅

きゅうくぼたけじゅうたく

意匠・構造・技術に優れた、時代を伝える家

呉服商・酒造業を営んでいた久保田家は、幕末から明治時代前期にかけて建築された町家で、主屋・門・塀・離れが御成道(おなりみち・参勤交代の際に大名行列が往来した道)に面し、菊屋家住宅と対峙するかのように立ち並んでいます。
久保田家は、初代庄七が江戸時代後期に近江から萩に移って呉服商を開き、2代目の庄次郎から酒造業に転じたと伝えられます。以来明治30年代まで造り酒屋「あらたま酒店」を営業していました。明治時代には、来萩した名士の宿所としてもしばしば利用されています。

旧久保田家住宅の主屋は、屋根裏に物置や使用人の寝間を設けた「つし二階」を持ち、立ちが高いのが特徴です。幕末から明治前期にかけての建物として、意匠・構造・技術に優れ、酒造業で繁栄した往時の状況もよく伝えており、「国指定史跡萩城城下町」を構成するきわめて重要な建物です。

萩市文化財施設1日券が使えます
(9施設共通・310円)

 

基本情報

電話番号 0838-25-3139 (萩市観光課)
住所 萩市呉服町1丁目31-5
営業時間 9:00~17:00
休日 無休
駐車台数 なし
料金 100円(小学生未満は無料)
アクセス 萩循環まぁーるバス(西回り)「萩博物館前」バス停より徒歩約3分
備考 ◆最寄りの駐車場
中央公園駐車場または萩博物館前駐車場(普通車310円/1回、大型車1,050円/1回)

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