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吉田松陰が生まれ育った地。萩市内を一望できる

吉田松陰誕生地

よしだしょういんたんじょうち

吉田松陰は、天保元年(1830)に家禄26石 萩藩士 杉百合之助の次男としてこの地で誕生しました。誕生地は萩市内を一望できる「団子岩」とよばれる高台にあり、風光明媚な場所です。誕生地そばには吉田松陰・金子重輔の銅像があり、海外密航を企てた松陰先生と金子重之助(重輔)が下田海岸でペリー艦隊を望見する姿の像となっています。

杉家は代々毛利家に仕え、吉田松陰の曽祖父・文左衛門の時代から萩城下川島に住んでいました。しかし、文化・文政の大火に遭い、文化13(1816)年、祖父・七兵衛が萩の東郊松本村に転居。文政8(1825)年、萩城下江向の俳人・八谷聴雨の別荘(樹々亭)を、父・百合之助が買い求め、文政11(1828)年に兄・梅太郎が生まれ、5年後の天保元(1830)年に松陰が誕生。松陰は吉田家を継いだ後も両親とともにこの場所に住み、19歳頃までを過ごしました。嘉永元(1848)年、一家は松本村清水口に移り、現在の松陰神社境内に生活を移しました。

現在、誕生地に現存の建物はありませんが、大正時代に設置した間取りを示す敷石が残っています。誕生之地の石碑の揮毫は、松下村塾の門下生・山県有朋によるもの。文政7年に聴雨を慕って来萩した一字庵菊舎は「閑けさや樹々に聴かれよ 秋の雨」の詩を残しています。

 

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