萩城は慶長9年(1604)に毛利輝元が築城しました。平城と山頂の山城とを合わせた平山城で、本丸、二の丸、三の丸、詰丸からなっていました。
当初は黒瓦でしたが、明和5年(1768)の修理の際に天守閣と付け櫓を赤瓦に改めており、白い壁、緑青の窓枠や廻緑と合わせて、大変鮮やかな天守だったことが想像されます。その後の修理で黒瓦に戻されました。
萩城は指月山の麓に築城され、別名を指月城(しづきじょう)とも言います。城下町は今も当時の面影を色濃く残しており、萩城跡とともに世界遺産にも登録されています。