萩の夏みかんをはじめ柑橘類約380本が植えられています
2002年4月、平安古伝建地区の一角にオープンしたかんきつ公園。萩で栽培されている夏みかん・甘夏・橙などを目近に見ることができます。
夏みかんは、毎年5月上旬〜中旬頃にかけて、甘い香りのする白く可憐な花を咲かせます。その頃には、かんきつ公園全体にふわっとよい香りが漂います。
【萩は夏みかん発祥の地】
萩の代名詞とも言える夏みかんを身近に感じられる公園として、田中義一別邸北側にかんきつ公園がオープンしました。夏みかん約100本をはじめとする柑橘類10種約380本が植えられています。
敷地は藩政時代の毛利筑前下屋敷(石高16000)に当たります。敷地内田中義一別邸は、もとは萩藩士小幡高政(おばたたかまさ)の邸でした。明治9年(1876)、小幡高政は貧困士族救済のために夏みかん栽培を奨励し、士族授産に尽くしました。
邸内には「橙園之記(とうえんのき)」と刻んだ石碑が建っていますが、これは明治22年に小幡高政が開拓時代の苦心を誌した自宅の橙園に建碑したものです。
かんきつ公園に、樹齢140年以上とされる夏みかんの木が移植されました!
(2024年3月移植)
夏みかんのルーツは、長門市青海島の「大日比のナツミカン原樹」から始まります。市民の方から寄付されたこの夏みかんは、藩政時代に大日比から萩に持ち込まれた当時の夏みかんが成長した姿と考えられます。
基本情報
電話番号 | 0838-25-3299 (萩市文化財保護課) |
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住所 | 萩市平安古町164 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休日 | 年末年始(12月29日~1月3日) |
駐車台数 | 旧田中別邸の駐車場を利用(無料) |
料金 | 無料 |
アクセス | 萩循環まぁーるバス(東回り)「保健センター」バス停より徒歩6分、または(西回り)「平安古南団地前」バス停より徒歩5分 |