萩市堀内地区伝統的建造物群保存地区

はぎしほりうちちくでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく

近世城下町の武家屋敷の地割りを残す土塀の連なる町並み

堀内は旧萩城三の丸にあたり、毛利輝元が慶長13年(1608)に指月山に城を築き、町割をおこなったことに始まる。保存地区は堀内のほぼ全域で、藩の諸役所(御蔵元・御木屋・諸郡御用屋敷・御膳夫所・御徒士所)と、毛利一門をはじめとする大身の武家屋敷が建ち並んでいた。近世城下町の武家屋敷としての地割が今もよく残り、土塀越しに見える夏みかんとともに歴史的風致を形成している。現在も、地区内には永代家老の益田家の物見矢倉など10数棟の武家屋敷が残る。

国の伝統的建造物群保存地区制度が始まった昭和51年、平安古伝建地区とともに、全国で最初の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、伝統的建造物に特定された土塀や石垣は約450件を数え、総延長は約3.5kmに及ぶ。地区面積は約55.0ha。

基本情報

電話番号 0838-25-3299 (萩市文化財保護課)
住所 萩市大字堀内の一部
営業時間 散策自由
休日 散策自由
駐車台数 萩博物館前駐車場(有料)、または古明倫館跡無料駐車場をご利用ください
アクセス 萩循環まぁーるバス(西回り)「萩城跡・指月公園入口 北門屋敷入口」バス停を利用、または(東回り)「萩博物館前」バス停を利用