
藍場川は市内を流れる人工の川で、鯉が放流され、風情あふれる景観が魅力のスポット。平安古鍵曲周辺は、重要伝統的建造物群保存地区に指定され、鍵手形に曲がった道「鍵曲(かいまがり)」の土塀から夏みかんの黄色い実がのぞく風景など、萩ならではの風景をお楽しみいただけます。
※下記コース内の時間表示は移動にかかる時間のみを表記しています。施設の観覧時間、ガイドによる案内の時間は含まれておりません。
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START
- 藍場川駐車場または藍場川観光駐車場を利用
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藍場川
鯉が放流され、風情あふれる景観が魅力のスポット
藍場川は市内を流れる人工の川で、かつて藩営の藍玉座が設営されたことから、藍場川と呼ばれるようになりました。
今でもハトバと呼ばれる洗い場や、川舟が通りやすいように中央を高くした石橋など、昔の面影が偲ばれ、城下町の生活の情緒をいまに伝えています。- 約10分(藍場川沿い)
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旧湯川家屋敷
藍場川沿いにたたずむ情緒あふれる武家屋敷
藍場川沿いにある藩政時代の武家屋敷で、川沿いに長屋門があり、屋敷の中には橋を渡って入ります。川の水を屋敷内に引き入れて流水式の池泉庭園を造り、池から出た水を家の中に作られたハトバや風呂場で家庭用水として使った後、再び川に戻しています。
川の水を家庭用水として使った後、濾過・浄化して再び川に戻すという、環境に配慮した藍場川沿いの民家として典型的な水の利用を見ることができます。
*施設ガイドが常駐しています- 約2分(藍場川沿い)
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桂太郎旧宅
3度にわたって内閣総理大臣をつとめた桂太郎の旧宅
明治維新後、3回にわたって内閣総理大臣を務め、拓殖大学の創設者でもある桂太郎の旧宅。藍場川沿いの生活を穏やかに楽しむために造られたもので、庭園には桂太郎公銅像が建っています。
藍場川沿いの生活を穏やかに楽しむために作られており、川の水を引き込んだ流水式池泉庭園や、縁側には水琴窟(すいきんくつ)があり、澄んだ音色を楽しむことができます。
*施設ガイドが常駐しています- 車で約10分、旧田中別邸駐車場を利用
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旧田中別邸
内閣総理大臣をつとめた田中義一の別邸
第26代内閣総理大臣となった田中義一(たなかぎいち)の別邸。明治期には、夏みかん栽培を奨励した小幡高政(おばたたかまさ)がここに居住していました。邸内には肖像画をはじめ大将服など、義一ゆかりの品々が展示され一般公開されています。
小幡高政は、明治維新後に収入を失った士族たちを救うために、夏みかんの栽培を奨励しました。その後、夏みかん栽培は盛んになり、萩の経済を支える産業となりました。
*施設ガイドが常駐しています- 徒歩すぐ
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かんきつ公園
萩で栽培されている夏みかん・甘夏・橙などを見られる公園
2002年4月、平安古重要伝統的建造物群保存地区の一角にオープンしたかんきつ公園。萩の代名詞とも言える夏みかんを身近に感じられる公園として、夏みかん約100本をはじめとする柑橘類10種約380本が植えられています。
5月上旬~中旬にかけて、夏みかんの花が咲く時期を迎えると、あたり一面がとても良い香りに包まれます。毎年5月中旬の土・日には「萩・夏みかんまつり」が開催されます。
【おすすめ記事】
萩といえば夏みかん!夏みかんをめぐるまち歩き
https://www.hagishi.com/guide_with_hagi/contents_01/- 徒歩すぐ
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平安古鍵曲(ひやこかいまがり)
行き止まりかと錯覚するような城下町特有の街路の姿をそのままに残しています
鍵曲は、左右を高い土塀で囲み、道を鍵手形(直角)に曲げた道で、一見行き止まりかと錯覚させるような独特な道筋です。
萩藩の重臣たちの屋敷があった堀内地区の鍵曲とともに、城下町特有の街路の姿をそのままに残しています。
夏みかんが実る季節になると、土塀の上から黄色の果実がのぞく風景は、萩ならではの景観となっています! -
GOAL
藍場川周辺は、昭和48年1月25日『 歴史的景観保存地区 』に指定されています。
春は桜や菜の花、夏はあじさいやしょうぶなど、季節を彩るお花を楽しみながら散策しませんか?
コラム【ガイドとめぐる萩のまち】 ・藍場川周辺の水との暮らし《前編》 ・藍場川周辺の水との暮らし《後編》 |
藍場川を散策される際には足もとにも注目!
旧湯川家屋敷周辺には、萩の白壁と夏みかんが描かれたマンホールがあります。
萩・明倫学舎にて、萩市のマンホールカードを配布しています。
旧湯川家屋敷