萩の地酒・真ふぐを味わう GI萩キャンペーン!

 

『地理的表示「萩」(GI萩)』に指定された萩・阿武6蔵元が、今季『真ふぐ』をテーマにした日本酒を醸造し、出来上がった新酒と真ふぐ料理を萩市内飲食店で提供します。

萩の地酒・真ふぐを味わう GI萩キャンペーン
令和4年3月11日(金)~真ふぐ水揚げ終了まで(4月頃)

 
チラシ(PDF)はこちらからご覧いただけます

 

この特集では、萩の地酒や真ふぐの魅力、6蔵元の仕込みの様子を、道の駅萩しーまーと駅長とご紹介していきます。

記事監修

道の駅 萩しーまーと 駅長 山口 泉

萩漁港に隣接する道の駅。
館内には朝一番の競りから直接新鮮な地物魚介が入荷する。昔懐かしい活気ある公設市場のような雰囲気で、鮮魚・活魚をはじめ、青果や焼き抜き蒲鉾、地酒、夏みかん菓子など山口・萩の郷土色豊かな土産物も揃う。レストランでは旬の魚介を使った和風海鮮料理を楽しめる。

 

 目 次
▽ マフグ(山口県萩市産)の魅力
▽ 萩・阿武6蔵元の魅力

萩の地魚「真ふぐ」に合う日本酒づくりに向けて

蔵元インタビュー


 ・八千代酒造
 ・中村酒造
 ・岩崎酒造
 ・阿武の鶴酒造
 ・岡崎酒造場
 ・澄川酒造場

 

マフグ(山口県萩市産)の魅力

「フグの王様」トラフグに対して「フグの女王」と呼ばれているマフグ。
トラフグよりも少し小型で体長は30cmが主体。
マフグは体の表面にトゲがなく、なめらかなことから、萩では「ナメタ」または「ナメラ」と呼ばれ、古くから親しまれています。



マフグ漁は2月から4月が最盛期で、萩市見島沖を主な漁場として操業されます。
ふぐ類日本一の集積市場である下関南風泊(はえどまり)市場のマフグ水揚量の多くを萩市越ケ浜のはえ縄船団が漁獲しており、萩市のマフグ漁獲量は全国トップシェア。トラフグは流通するほとんどが養殖ものに対して、マフグは全て天然ものです。

マフグの身は美しい飴色で深い旨味が特長。
ふぐ刺、握り寿司、タタキやちり鍋、唐揚のほか干しふぐ等の加工品としても利用されてきました。食味の点ではトラフグと比較して遜色がないものの、価格は天然トラフグの1/10から1/5程度。
萩市では、平成18年から「萩の真ふぐ」としてブランド化事業を進め、積極的に山口県萩市産マフグをPRしています。

萩の真ふぐについて(萩Gochiサイトへリンク)

 

全国屈指のマフグ活魚の産地

マフグを活かしたまま流通させる萩漁港。
漁師は、寒さの厳しい中でも延縄で一匹一匹丁寧に釣りあげて、真ふぐを生かして海から戻ってきます。
萩魚市場では、水槽を完備して、水揚げされた真ふぐを生きたままの状態で競りにかけます。
仲買人は、知識を身につけて毒と可食部を正しく区分けし、鮮度を保持しながら捌いてお客様に提供します。
仲買ができない部分を漁師や市場が補い、漁師や市場ができない部分を仲買が補っています。それぞれの技術が連携しているので、萩で新鮮で良質な真ふぐを活魚のまま提供できています。

 

 

 

 

萩・阿武6蔵元の魅力

中四国地方初!
国税庁が萩地区のお酒に『地理的表示「萩」(GI萩)』を指定!


「GI 萩」指定6蔵

岩崎酒造 / 岡崎酒造場 / 澄川酒造場 / 中村酒造 / 八千代酒造 / 阿武の鶴酒造



2021年330日、萩市と阿武町にある6つの酒蔵が製造する日本酒が、
酒類では中四国地方で初めて国が地域ブランドを保護する制度「地理的表示(GI)」に指定されました。
GI」とは、地域の風土と結びついた特産品を保護する国の制度です。

萩市観光協会公式サイト(GI萩)
GI萩について(萩Gochiサイトへリンク)

 

認定ポイント

①産地ならではの特性
萩・阿武産の地元で収穫された米と、産地の範囲内で採水した水を原料とし、産地内で醸造、貯蔵および容器詰めが行われた日本酒であること、米由来のふくよかで上品な旨味と爽やかな酸味を主体とした味わいの特徴があること、吟醸酒は果実の爽やかな香りを感じることができることなどが、酒類の特性として認められました。

また、萩の清酒は、萩の特産品である白身魚や蒲鉾等の淡白な味の食品と合わせることで、食品が持つ繊細な味を引き立たせてくれる点も評価されています。

②酒造りに適した自然環境
萩・阿武地域の山間部は、温暖な気候と水はけが良い粘質土壌で稲作に適し、酒造りに必要な水は、花こう岩などの火山性の岩石に起因するミネラル分の少ない“軟水”が用いられます。恵まれた自然環境により、萩の清酒は米由来のふくよかで上品な旨味と爽やかな酸味を有する酒質となります。

③オール地元産での日本酒生産

萩地区では、平成29(2017)年に、酒蔵6社と複数の集落営農法人で「萩酒米みがき協同組合」を設立し、酒米の精米工場を市内に設置しました。それまで県外の精米工場へ酒米を送っていましたが、地元での精米を可能に。酒蔵は運賃などの不必要な経費を削減し、酒米を地域外へ運び出すことなく、“地元で一貫して生産する体制”を整えることができました。




④地元関係者が一体となり酒造りを活性化
萩で造ることを大切にしようと、酒類製造業者や酒米生産者のみならず、地域の流通業者や消費者が大勢参加し、田植えや稲刈り作業をするなど、地域全体で酒造りに取り組む機運も醸成されています。

 
 


GI萩」のロゴマークは、萩地区(山口県萩市及び阿武町)で醸造された清酒である証です。認定を受けたことにより萩地区の酒米・水の原料を用いて当地でつくられ、旨味や酸味、香りなどの生産基準を満たした商品だけが、産地の名前「萩」(地域ブランド)を名乗るようになりました。




 

 

萩の地魚「真ふぐ」に合う日本酒づくりに向けて

蔵元インタビュー
旬の地魚“真ふぐ”に合う日本酒醸造に挑戦される萩・阿武地域6蔵元の方々に、蔵の特徴や、マフグに合わせてどのようなお酒を考えられているかなど、仕込みの様子をお聞きします。
・八千代酒造
・中村酒造
・岩崎酒造
・阿武の鶴酒造
・岡崎酒造場
・澄川酒造場