もうすぐ2月。まだまだ寒い季節が続きますが、萩では一足早くお雛様の季節が始まります!
萩藩の城下町として栄えた歴史のまち・萩で大切に受け継がれたお雛様。
市内の文化財施設を初めとした16会場で開催されるお雛様のイベント「萩城下の古き雛たち」で展示します!
また伊藤博文別邸では萩人形展も開催され、萩市内が可愛らしいお人形で彩られます。
今回は皆様にこのイベントで展示されるお雛様・お人形の中から一押しの推しお雛様とお人形を5選ご紹介します!
目次
最初にご紹介するのは旧久保田家住宅に展示されている【内裏雛(だいりびな)】。
3代将軍徳川家光と奥方の像と言い伝えられています。
徳川家の名前が出るだけで、すでに歴史を感じるお雛様ですが、実はもう一つ見どころがあります。
お内裏様の冠をよーく見ると、なんと十字架に見える模様が刻まれているのです!
このお雛様、実は隠れキリシタン関係の遺物ではないかと推定されているのです…。
ぜひ旧久保田家住宅でお内裏様に隠された秘密をご覧ください。
・展示場所:旧久保田家住宅
・営業時間:9:00~17:00
・入館料:100円
旧久保田家住宅は「萩城下の古き雛たち」のメイン会場です。他にも約400体のお雛様が展示されています。
菊屋家は、江戸時代に毛利藩の御用商人として藩を支えてきた豪商です。
歴史ある菊屋家には代々受け継がれてきたお雛様やお人形があります。
今回は2種類のお雛様をご紹介します。
こちらは【享保雛(きょうほびな)】。
なんと300年前の享保時代のお雛様です!
お顔の作り、着物や冠など、現在のお雛様とは趣が違います。
また代々大事に受け継がれてきたので、300年前のお雛様とは思えないほど保存状態も美しいですよ。
こちらの豪華な雛飾りは【御殿雛(ごてんびな)】。
11代ご当主の長女の誕生を祝った時に用意されたお雛様です。
御殿や雛人形の豪華さや美しさはもちろんのこと、精巧な作りのお道具類にもご注目いただきたいです!
・展示場所:菊屋家住宅
・営業時間:9:00~17:00(最終入館16:45)
・入館料:大人 650円、高校・中学生 350円、小学生250円
【ほうこさん】とは萩地域独自の言い方で、一般的には市松人形のことです。
お雛様と同じく、女の子の初節句のお祝いに贈られます。
旧山村家住宅では、そんなほうこさんが勢ぞろい!
一体一体、表情や着物の柄が違って、皆とってもキュートです♡
着物は、ほうこさんを贈られた各家庭で家で調えられるそうです。
あれ?よく見ると男の子のほうこさんもいらっしゃる…?
・展示場所:旧山村家住宅
・営業時間:9:00~17:00
・入館料:無料
・定休日:水曜日
旧山村家住宅では、代々この地域に伝わる源氏枠飾りや御殿雛も展示されています。
【萩人形】とは、萩の自然、文化、歴史をテーマに生まれた、手作りで制作された小ぶりな日本人形のことです。
丁寧に制作されたお人形からは、一体一体から女性の優美さや美しさが伝わってきます。
また一目見ただけで、ストーリーを感じることができるのも萩人形展の魅力の一つ!
今年の萩人形展のテーマは「雅」。
平安時代から江戸時代へ華やかな衣装の移り変わりをお楽しみいただけます。
・萩人形展会場:伊藤博文別邸
・営業時間:9:00~17:00
・入館料:100円
萩人形展の詳細はこちらをご覧ください。
萩城下の古き雛たちでは、お雛様やこの季節にちなんだお菓子やカフェメニュー、萩焼のお雛様などもご紹介しています!
お雛様にちなんだカフェメニューや、組み木・萩焼でつくられたお雛様など、どれも愛らしいものばかりです♡
お雛様巡りのちょっと休憩に、カフェに寄ったり萩焼を見に行ってみませんか?
お雛さまメニューと商品の詳細は、こちらをご覧ください。
【お雛様カフェメニュー例:萩・明倫学舎 喫茶コーナー「Mado」ひなまつりセット】
【お雛様グッズ例:萩焼窯元 千春楽城山 お雛様の萩焼】
以上、一押しお雛様とお人形を5選ご紹介いたしました。
気になるあなたの推しお雛様はいらっしゃいましたか?
今回ご紹介したお雛様以外にも、素敵なお雛様がたくさん萩市内に展示されています。
ぜひ 萩城下の古き雛たち と 萩人形展 にお越しください!