↑この写真、萩では5月~6月に見られる風景なのですが、なんだか分かりますか?
ガイドとめぐる萩のまち、今回はこの風景をたずねてお出かけします!
ここは、菊ヶ浜に面したある一画。
歩いていると、なんだかいい匂いが漂ってきました。
磯の香りのような、なんだか美味しそうな匂い!
おやっ?!
あちらの建物から、湯気のようなものが出ています。
四角い板状のものがキレイに並んでいます。
その上に、小さなお魚?がいっぱい!
・・・これは何ですか?
【ガイド説明】
これは、
萩名物“ しらす干し ”です!
毎年、春と秋の時期にだけ見ることができる風景なんですよ。
あちらで美味しい“しらす”が加工されています。
一緒に見学してみましょう!(※特別に見学させていただいています)
釜茹でされた“しらす”が、ベルトコンベアーですくい上げられています。
その向こう側では、次から次へと止めどなく溢れ出てくる“しらす”を待ち構える従業員さん。
機械は待ってくれません。
あれよあれよという間に、どんどん簾枠(すわく)が積み重なります。
2人1組になって簾枠の端を重ねながらリズミカルに見事に並べられていきます。
効率よく日が当たるようプロの職人技が炸裂します。
あっという間に、まんべんなく平らにならされる“しらす”。出来るだけ風通しを良くして乾燥させます。
ついに天日干しの準備も整い、あとは、おてんとう様にお任せします。
今日は、お天気もいいし2~3時間くらいでしっかり乾燥して、極上のちりめんに仕上がりそうですよ~。
一面に広がっているのは、萩の “しらす” だったんですね!
ご飯の上にたっぷりのせて早く食べたい!!
新鮮なしらすが食べられるのは、萩ならではですね。
山盛りの釜揚げしらす・・・何て贅沢!!
【ガイド説明】
丸ごと食すことの出来るしらすには、カルシュウムがたっぷり!
そのうえ、コレステロールを下げるEPAがふんだんに含まれており、妊婦さんをはじめ、
お子様からお年寄りまで、体づくりに最適な健康食なのです。
特に春と秋の2回 美味しい時期が訪れますのでたっぷりとお召し上がり下さい。
手前と奥、明らかに色が違いますよね。
手前の白くて小さいのが “ しらす ” で、2cm位のサイズで
奥の青っぽく少し大きい方が “ かえり ” と呼ばれ3~4cm位のものです。
実は、この2種類同じ魚で、成長過程と共に名前が変わる魚なんですよ。
しらす ⇒ かえり ⇒ いりこ ⇒ カタクチイワシ(萩ではタレクチと呼ばれています)
そしてこのような商品として店頭に並んでいます。
手前の丸いざるに入っているものは “ 青口カエリ ” と呼ばれ、非常に高価な極上のカエリなのです。
萩産の ぶち美味しい 釜揚げシラスに ちりめんはいかがでしょうか?
萩のポン酢をかけると、それはもう完璧な仕上がりとなりますよ!
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目の前は一面に海が広がっていて、気持ちい~!
砂浜の向こうに、ポツンと山が見えます。
すごくキレイな三角形ですね。
あの山は?
【ガイド説明】
指(ゆび)月(つき)山(やま) と書いて “ しづきやま ” と読みます。
あまりにも整った三角おむすびのようなきれいな形をしており、萩のシンボル的な山として知られています。
また、この山のふもとには、萩城の城跡がありますよ。
そして、更にこの海辺をず~っと右に目を移していただきますと
両サイドが平らで中央部分がポコッと飛び出した山が見えてきましたね。
“ 笠山(かさやま)” と呼ばれる火山なんですよ。
これから、車で15分程度 “ 笠山 ” へと参りましょう!
⇒ 萩ジオパーク 笠山へようこそ!へつづく