萩市観光協会ガイドとめぐる藍場川、後編です!
前編で訪れた「旧湯川家屋敷」から歩いてすぐのところに「桂太郎旧宅」があります。
桂太郎と言えば…
幕末に、新撰組に命を狙われて、芸者の幾松さんと結婚した あの方ですか?
【ガイド説明】
いいえ!
それは、薩長同盟を結ばれた“ 桂 小五郎(木戸 孝允)”さんのことですよ~
ちょっと、混乱してしまいそうなお名前ですよね。
この“ 桂 太郎 ”さんは、萩出身で、戊辰戦争に従軍した後ドイツへ留学し、ヨーロッパ軍政について学び、帰国後は、1896年に台湾総督、98年には陸軍大臣に就任。
その後、三度、内閣総理大臣となりました。
実は、この桂 太郎さん、ある記録保持者だったんですよ。
それは・・・「内閣総理大臣通算在職日数」です!
桂太郎さんの在職日数は『2886日』で、その後100年以上に渡り日本の憲政史上最長記録として名を残していました。しかし、安倍 晋三 氏により在職記録が『3188日』に塗り替えられました。
また、拓殖大学の前身である台湾協会学校を創立しておられます。
ここもお庭に大きな池があるんですね!
外には、藍場川の水を引き込むところがあります。旧湯川家屋敷と同じですね。
お庭の一画で、珍しい「水琴窟(すいきんくつ)」をお楽しみいただけますよ!
したたる水滴が、地中に伏せて置いてあるカメに反響して、澄んだ音が聞こえます。
ぜひ癒しのひとときを体感してみてください。
ここへも、石橋を渡って入るんですね。
この橋もふんわりアーチ状になっていますよ。
優雅に泳ぐコイ、大きなアオサギの飛び立つ瞬間。
雅ですねぇ
この藍場川周辺は、昭和48年1月25日『 歴史的景観保存地区 』に指定されており、
四季折々に咲く草花が更なる町並みの美しさを演出します。
この藍場川をたどり、市街地に移ると、物資を運搬した舟をくるりと方向を変える
舟まわしのスペースがあります。
藍場川には、歴史や生活の知恵などがいっぱい詰まっているんですね!
さまざまな魅力がいっぱいの藍場川周辺。
これからはあじさいの美しい季節となります。
ぜひゆっくりと藍場川周辺を散策してみませんか?